約100人が泊まれる自由度の高いデザイン
一度に多くの方々にご利用いただくため、宿泊室の一部を小上がりにした立体的な和室としています。また、子どもの合宿に限らず多彩なグループ客の宿泊に対応できるように2人部屋から36人の大部屋まで幅広く対応可能なプランとしています。イイタを使った外装デザイン
外壁には近隣の山から切り出した杉のルーバー材を茅葺き屋根のように並べ、大きな民家のイメージで地域の誇りを表象するランドマークとしました。
昔の地域共同体である「結(ゆい)」の精神を活かした住民参加型の建物づくりを実現するため、外装の一部には杉と樹脂の複合新素材を開発しました。竹田地区では「結」のことを「いい」と呼ぶためこの新素材の板のことを「イイタ」と名付け、実際に地域の人や学生と一緒にワークショップで製作しました。
バイオマスボイラーを活用
1階および2階の空調設備の一部は木質ペレットを燃料としたバイオマスボイラーでまかなっています。木質ペレットは地元の間伐材を利用したものを使用することで木材の地産地消に努めていきます。〔この設備の導入にあたっては一般財団法人環境イノベーション情報機構より交付された環境省二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(防災拠点等への再生可能エネルギー等導入推進事業)を活用しています。〕